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研究室紹介
異分野の力で、ヒトの社会健康課題に対峙、解決へ! 科学を社会に生かす挑戦。
キーワード
感染症疫学、健康科学、社会医学
Infectious disease epidemiology, Health Science, Social medicine
受験生・学生へ / メッセージ(Message)
- 当研究室では、感染症疫学や社会医学の視点から、ヒトの健康課題に焦点を当てた研究を行っています 。統計・数理モデル等の多様な研究手法や異分野融合研究を通じ、課題解決につながる新規性の高い研究に挑戦しています。
- 私たちが目指すのは、単なる学術的な探求にとどまらず、得られた科学的根拠(エビデンス)を政策やプロジェクトとして実社会へ実装(From academia to society)することです。
- 情熱を持って社会に貢献したい、ヒトの健康課題解決に意欲がある学生を歓迎します!
- 当研究室では、実社会のデータに基づく感染症リスクの可視化や、効果的な公衆衛生介入の社会実装のような問題について研究指導します。
研究概要・領域(Research)
わたしたちの研究:感染症リスクの「視える化」と社会実装
当研究室では、感染症疫学、健康科学、社会医学を基盤とし、ヒトの健康課題の解決に向けた異分野融合研究を展開しています。特に、数理モデルや最新のセンシング技術、そして実社会の疫学データを掛け合わせることで、これまで把握が難しかったリスクを定量化し、効果的な政策やプロジェクトの立案(社会実装)へと繋げることを目指しています。

現在の主な研究領域は、以下の3つの柱で構成されています。
1. 最新技術(UWB等)を用いた人の接触行動・感染動態の可視化
超広帯域(UWB)屋内測位システムなどの高精度な位置情報技術を活用し、リアルタイムでの人の接触行動やコミュニケーション・ネットワークを可視化・定量化しています。
- 自己申告と実際の接触データの比較検証:高齢者介護施設 や中学校 などの現場において、スタッフや生徒の自己申告・モニタリングによる接触履歴と、UWBデバイスで精密に測定された実際の距離・時間のデータを比較しています。
- 最適な感染対策の構築:調査手法による接触評価の「見逃し」や「過剰評価」の乖離を明らかにし、各施設のワークフローに最適化された、より精度の高いクラスター対策やモニタリング手法の確立を目指しています。
2. 実社会のフィールドデータに基づく流行動態の解明とリスク要因の特定
医療機関や自治体との連携を通じ、実社会のデータ(特に沖縄県などの事例)を用いて、新型コロナウイルス(COVID-19)などの流行動態を詳細に解析しています。
- 高齢者施設におけるアウトブレイク解析:施設内でのアウトブレイクの規模を決定づける要因を特定し、重症化リスクの高い高齢者を守るための知見を提供しています。
- 教育・保育現場での二次感染リスク評価:学校・保育関連のスクリーニング検査データから、保育士と教員での二次感染の広がり方の違いを実証的に評価し、教育・保育現場における安全な環境づくりに貢献しています。
3. 公衆衛生施策・非薬物介入(NPIs)の社会実装と効果測定
早期探知と早期対応(接触者追跡や隔離などの非薬物介入、予防投与やワクチンなどの薬物介入)を組み合わせることで、流行曲線を抑え込み、疾病負担を最小化するための戦略を研究しています。
- 行動変容と公衆衛生的介入の評価:パンデミック下における人々の旅行前の健康意識や、空港での自発的なPCR検査スクリーニングに対する認識と効果を横断的に調査しています。
- エビデンスに基づく政策提言:個人の予防行動から自治体の検査戦略まで、社会全体で感染症をコントロールするための科学的根拠(エビデンス)を創出し、政策やプロジェクトとして社会へと還元(From academia to society)します。

